送られてきた契約書、どこを見ればいい?AIで確認観点を出す

ai-contract-check-points-eyecatch
目次

読み切れないまま、判子を押していませんか

取引先から契約書が送られてきた。開いてはみたものの、専門用語ばかりで頭に入ってこない。押印の期限は明日。結局ざっと目を通して、判子を押してしまう——。中小企業に法務の担当者がいることはまれですから、これは珍しい話ではありません。

私(エムビジョンの代表)も、自分の会社の契約書に一人で向き合うことがあります。そのときAIに任せているのは、契約してよいかどうかの判断ではありません。読む前に「どこを見るか」の地図を作ってもらう、それだけです。この線引きさえ守れば、無料のAIでも十分に助けになります。

AI(ChatGPTなど)に、こう頼んでみてください

無料で使えるAIを開いて、次の文をそのまま貼り付けます。業種・契約の種類・自分の立場の3か所を、あなたの状況に書き換えるだけです。

建設業の会社です。取引先から業務委託契約書を受け取りました。受注者(当社)の立場で、確認しておくべき観点を10個、箇条書きで挙げてください。それぞれ、なぜ確認が必要なのかも一言添えてください。

支払いの期日、途中でやめるときの取り決め、成果物の権利——一般的に押さえておきたい場所が、理由つきで並んで出てきます。

コツ1|自分の立場を、一言添える

「受注者(当社)の立場で」の一言が効きます。同じ契約書でも、仕事を出す側と受ける側では、気をつける場所が変わるからです。立場を伝えるだけで、出てくる観点がぐっと自社に近づきます。

コツ2|出てきた観点を、そのまま契約書への質問にする

一覧が出たら、そこで終わりにしません。「支払いの期日はどこに書いてあるか」「途中でやめるときの取り決めはあるか」——1つずつ、契約書の中を探していきます。ここまでやると、何も準備せずに読み始めるのとは、頭の入り方がまるで違います。

見積書や覚書、業務の発注書など、他の書類を受け取ったときにも同じ頼み方が使えます。「うちは受ける側です」「今回が初めての取引先です」といった前提を足すほど、出てくる観点は自社の実務に近づいていきます。分からない言葉が出てきたら、そのまま「この言葉を中学生にも分かるように説明してください」と聞き返せば大丈夫です。

注意点|契約書そのものは貼らない/最終判断は専門家に

この記事でいちばんお伝えしたいのが、ここです。

まず、機密性の高い契約書は入れないでください。相手の社名も金額も、「取引先との秘密」そのものです。覚え方は「新聞に載って困る情報は入れない」。①お客様の個人情報 ②取引先との秘密(契約・単価) ③社内の未公開情報(財務・人事)——この3つは避けます。AIに伝えるのは「◯◯業の業務委託契約」という種類と立場だけ。一般的な雛形の確認に使う、と考えてください。それでも確認観点は十分に出てきます。

そしてもう一つ。最終判断は必ず専門家(弁護士・行政書士など)にお願いしてください。AIは「優秀だけれど思い込みの激しい新人」です。条文の解釈や、この契約を結んでよいかの判断は、専門の方の仕事です。AIがしてくれるのは、見るべき場所のあたり付けまで。金額の大きい契約や、初めての相手との契約は、迷わずご相談ください。

この記事のまとめ

契約書の確認観点をAIに出してもらう頼み方のまとめ図解(業種・書類の種類・自分の立場の3か所を書き換える頼み方・2つのコツ・入れてはいけない情報3か条)

この続きが気になったら

同じ要領で使える「そのまま使えるAIへの頼み方」を、15の事例にまとめた小冊子(PDF)を、公式LINEにご登録いただいた方にお渡ししています。求人票・議事録・手書きFAXの読み取りなど、中小企業の”あるある業務”ばかりです。

「うちのこの仕事にも使える?」——そんな疑問には、無料の個別相談(30分)でその場でお答えします。

▼公式LINEに登録して「AI活用事例集15」を受け取る

エムビジョン株式会社(福岡市)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次